Message
心温まる出来事
9月初めの猛暑で、あとどのくらいこの暑さが続くのかと思っておりましたが
あっさり空気が入れ替わり、晴れやかな秋空が広がっています。


9月は様々な出来事がありました。


まずは初めての鹿児島での演奏会・・・。
実はリハーサル中に爪が割れてしまいまして、痛みが続くか不安でしたが
本番では痛みを感じず本当に安心しました。
そして鹿児島のお客さまの温かさがじんわりと心に沁みて・・・。
初めての場所でしたのにまるで「帰ってきた」かのような感覚がありました。

翌日は残念ながら折角の鹿児島を見て回ることができず
お昼過ぎの飛行機で帰京致しましたが、
空港へ向かう時、主催してくださった労音鹿児島の皆さまが
ホテルまでお見送りに来てくださったのです・・・。
本当に幸せな滞在でした!



16日、17日はショパンチクルス。
あれほど長い道程と思っていたチクルスも折り返し地点となった所為でしょうか、
名残惜しい気持ちと一抹の寂しさも感じました・・・。
今回のショパンチクルスは、初めてのショパン・全曲演奏という面もありますが
同時に思い入れのあるホールにて地元の温かいお客さまの前で演奏できる、という
幸せな機会でもあります。
今回もメセナホールの方が楽屋に地元産のぶどうを用意してくださったり
(大好きなのです・・・)
サイン会でお世話になった皆さまとお話しできたり・・・。
ショパンは20歳でポーランドを離れ、その後二度と故郷に戻ることができませんでしたが
故郷で演奏できる私は本当に幸せです。


チクルスの後、須坂市の小学校にて演奏をしてまいりました!
体育館だったのですが、ステージからピアノを降ろして頂いたために
小学生のみなさんとの距離が近く、くつろいだ時間となりました。
本当に真剣に聞いていただいて・・・。
ピアノって楽しい!!と少しでも感じていただけたらこれほどの幸せはありません!

そして終了後、控室におりましたらこのようなものが・・・↓



なんと終わって30分も経っていませんでしたのに生徒のみなさんが感想を書いて
このようにまとめてくださったのです!
中には心温まる言葉がたくさん並んでいました・・・。
逆に私が小学生のみなさんからエネルギーを頂いた気がします。
(その所為か終わった後全く疲労感がありませんでした・・・!!)



来月はついにショパンチクルス、最終回を迎えます。
全ての方へ感謝の気持ちを込めて精一杯演奏致します。

演奏会を終えて - -
移ろい

前回のショパンチクルスは5月・・・それから今、既に8月も終わろうとしています。
皆さまいかがお過ごしでしょうか・・・?

先日第5回、第6回のチクルスを終えることができました。
本当にありがとうございます。
演奏会の積み重ねとともに季節の移ろいも今回はっきりと感じております。
例年以上に涼やかな景色や食事がうれしいです。



今回のテーマは「麗」と「想」
華麗なサロンの雰囲気と内にこもる想い、
そのショパンならではの二面性にスポットを当てました。
どちらも真の「ショパン」ですが、その落差や起伏の激しさは
同じ人物とは思えないほどでした・・・。

サロンでの優雅な立ち振る舞いのショパンと、
プライベートでの気性の激しい、感情の細やかなショパン、
その両方があったからこそ素晴らしい作品の数々を残してくれたのだと思います。


第5回、第6回ともプログラムの2曲目にポロネーズを置きましたが、
エネルギーが膨大なのでしょうか、弾き終わると滝のような汗が・・・!
私にとってこのような曲は他にソナタ第2番やスケルツォ第1番などがありますが、
作品に込められた情熱が指から伝わってくる、そんな気が致します。


そして今回特に興味深かったのはノクターンとマズルカです・・・。

ノクターンは全20曲ほどですが、その全てで遅め、または中庸のテンポを取り、
左手に右手の旋律がのる、というところもほぼ一緒です。
形式も、例えばある曲は3連符の流れを基調にしていて、ある曲は行進曲風・・・などの
明確な特徴づけがされているわけでもありません。
それなのに全ての曲が異なった美しさを持っている・・・。
私はその美しさはショパンその人の美しさだと思っているのですが、
ノクターンの好みは不思議なことに人それぞれ全く違うのですよね・・・。

マズルカの方はといえば速度も曲の作りも多種多様、4曲一纏めだったり3曲になったり・・・
ショパンの「日記」のような存在らしく親密な気持ちで書かれているように思えます。


実はチクルスのプログラムを作るにあたって各回に一番に配置したのは
マズルカとノクターンだったのです。
それはこの二つがショパンの人生の移ろいそのものだと思ったからです・・・。
華やかな初期から悟りを開いたような晩年にわかりやすく変化するわけでもない、
その「寄り道」や「突然変異」のようなすべての現象が本当に興味深く思えました。


次回は9月と10月、もうすぐ(!)ですが
9月は3月に予定されていたプログラムですので第1回と第2回の初期の作品、
そして10月は晩年〜最晩年の作品の第7回、第8回(最終回)と、
奇しくも一番作曲年代が離れた作品が続きます。
同時に弾きながら

「この晩年への変化の過程でショパンはどのようなことを思っていたのだろう?」
「でも初期から彼のスタイルや音使いは全く変わっていない・・・」

と真逆のことを考えていますが・・・!

遠い道のりと思っていたチクルスも残りわずかとなりました。
ショパンの人生の移ろいとともに長野・須坂の季節の移ろいも
ぜひお楽しみいただければと思います。
須坂は少し山を登ると沢山の温泉郷があるので秋の時期は素晴らしいです!



先日長野へ戻っていた時のことを一つ。
善光寺の参道に七味唐辛子で有名な「八幡屋礒五郎」の本店があるのですが!

私は知りませんでした・・・。







七味の他に七味を使った調味料の数々も売っている、ということを・・・!!!





七味辣油に七味オリーブオイル、七味ポン酢まで揃っていましたので
全て買ってしまいました・・・。
オリーブオイルを早速試しましたが思ったよりもパンチが効いていて風味が良く、
これから頻繁に使ってしまいそうです。

長野にお越しの際はぜひご覧になってみてください!!



演奏会を終えて - -
ショパンチクルス始まりました
大変ご無沙汰してしまいました・・・!
季節も移り変わり、木々の緑が目に心地よい時季となりましたが
皆さまいかがお過ごしでしょうか?


一昨日そして昨日、長野県須坂市のメセナホールにて
ついに念願のショパンチクルスを開催させていただくことができました。
3月に予定されておりました第1回、第2回と9月に延期となり、
皆さまに大変なご迷惑をおかけ致しましたが
爽やかな皐月の陽気の中、この度の演奏会を迎えました。


第3回、第4回のテーマはそれぞれ

「詩」〜ピアノの詩人の言葉たち〜

「彩」〜目くるめく色彩の世界〜


とし、そのイメージに合った作品を集めてみました。

プログラムを作成するにあたりまして
この「詩」と「彩」から 一番先に連想した作品があります。

それは「バラード第2番」と「24の前奏曲」です。


「ピアノの詩人」と日本で親しまれているショパン、
その彼が 壮大なスケールで描いた物語、大叙情詩が「バラード」、
その中でも最も特異な曲が「バラード第2番」ではないでしょうか・・・。

この曲は穏やかで美しい部分と激しい曲想の部分の2つから成り立っていますが、
よく聞いていますとその「穏やかさ」と「激しさ」が只のそれではないことに気がつきます。

穏やかさは限りなく儚く消えてしまいそうな「穏やかさ」・・・
そして激しさは残酷ですべてを踏みにじるような「激しさ」・・・

ショパンには「スケルツォ第1番」「ポロネーズ第5番」「前奏曲第24番」などのような
尋常らしからぬ作品がいくつかありますが、
そういった作品に触れる度に ショパンという方の本質について考えさせられます。


そして「24の前奏曲」、これは私にはあらゆる種類の音楽の中でも
最高の宝物のような作品に感じられます。
最も短い曲では数十秒で終わってしまう作品、起承転結もままならない短さなのに
彼の手にかかると素晴らしい曲となってしまう・・・不思議でたまりません。
まさに色彩=心の豊かさに溢れているショパンらしい作品だと感じています。



今回10月までショパンチクルスに取り組んでまいりますが、
1曲も似たものがない彼の曲を集中的に勉強し
そしてご披露するのは 私にとりまして本当に大きな挑戦です。

しかし今回、お忙しい中お越しくださったお客さまと
お客さまからいただいたお言葉の数々が
ショパンの美しい作品と重なり、 幸せな充実感を感じております。
本当にありがとうございます・・・。

そしてメセナホールの美しい響き・・・包み込まれるような感覚でした。
素晴らしい機会をくださいましたホールの方々に心より感謝を申し上げます。



ショパンチクルス、スタートを切ることができました!
次回は8月18日(土)そして19日(日)です。
10月まで皆さまとご一緒することができましたらこれほど幸せなことはありません。
目くるめくショパンの世界、私も存分に楽しみたいと思います!

演奏会を終えて - -
モーツァルトと協奏曲


すっかり秋めいてまいりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
13日は長野県上田市・丸子文化会館に伺いました。
長野の山々は既に赤、黄、橙と美しく色づいていました。

この度モーツァルトの第9協奏曲を演奏させていただきましたが、
この作品はモーツァルトの協奏曲の中でも私が
特に好きな1曲です!
何というのでしょうか・・・これほど癒しと幸福感に溢れ、
心を豊かにしてくれる曲はほとんどないと感じています。
まさに宝物のような作品です・・・。

彼のソナタを非常にプライヴェートな、温もりのあるものとすれば
協奏曲はモーツァルト自身演奏会で毎回のように取り上げていた特別な存在、
まさに彼の真骨頂ではないでしょうか・・・?
幼いモーツァルトが協奏曲のスケッチをしてそれに驚き、感涙した父レオポルトが

「素晴らしい!しかしこの難しい曲、一体誰が弾くんだい?」と尋ね

「協奏曲だもの、難しくないと!」
と大真面目に答えたヴォルフガング・・・

こんな微笑ましいエピソードの裏に、作曲が楽しくて仕方がない!という
彼の表情を垣間見る気が致します。

幸せな時間をご一緒してくださいましたensemble NOVAの皆さま
そして水野信行先生、本当にありがとうございます。

↓ 終演後水野先生と・・・



このあと年末まで11月23日(千葉市・青葉の森公園芸術文化ホール)、
11月30日(松本市・まつもと市民芸術館)、
12月9日(岡崎市シビックセンターコロネット)、
12月23日(大阪市・三木楽器開成館)
と続きます!

この時期になりますとカイロは必携です・・・。
ワルシャワにいたとき友人に一番驚かれたものもこのカイロでした!
お土産に日本から大量に持って帰ったことが思い出されます!
日本には便利なものがいろいろと揃っていて楽しいですよね。
演奏会を終えて - -
金沢→大阪

先週金曜日、そして土曜日は
金沢の石川県立音楽堂、大阪のザ・シンフォニーホールで
シューマンのコンチェルトを演奏させていただきました。

シューマンのコンチェルト・・・本当に美しく、そして
不思議な作品でした。

今回初めて弾かせていただいたのですが、
「コンチェルト」というタイトルから連想する音楽とは
少し異なっていると感じました・・・。

常に独奏楽器が音楽を引っ張っているような本来のものとは違い、
あるときにはオーケストラの引き立て役になる、
またはオーケストラのメロディーを豊かにする音型を奏でる・・・
このような発想はまるで室内楽のようで、
シューマンが第1楽章を元は「幻想曲」として発案した、という事実が
それを裏付けているような気がいたします。

時にはノクターンのような表情も見せる多彩な第1楽章
オーケストラとピアノが親密な温もりのある会話を繰り返す第2楽章
華やかだけれどもプライベートな細やかな感情をも含んだ第3楽章

まさに唯一無二・・・シューマンならではの音楽ですよね・・・。


実は私が一番驚いた楽章が第3楽章でした。
シューマンが遺した最高に幸せな音楽の一つのような気がいたします・・・。
この楽章を演奏させていただいているとき、笑顔が自然にこぼれてしまいました。
そんな幸せな音楽を作ってくださいました
金聖響先生とオーケストラ・アンサンブル金沢の皆さま・・・
本当にありがとうございます。
今回2日間連続でシューマンのコンチェルトを演奏いたしまして、
新たにハッとするところ、教えていただくことがとても多く、
本当に充実した日々でした。

金先生と大阪終演後に↓



そしてお聴きくださいました金沢と大阪の皆さま・・・
温かい会場の雰囲気に、心から幸せを感じておりました。
本当にありがとうございます。


今回は少し前から金沢に滞在できましたので、
少し観光も!してまいりました。
リハーサルの後夜にお茶屋街を歩いてみましたら
灯りが点ったその美しさに感動してしまい・・・。

そして食事もとても美味しい・・・!
特にお気に入りは小坂蓮根や金時草といった加賀野菜を使ったもの!
(写真がないことが悔やまれます・・・・・・・・・・)
皆さまも金沢にお出かけの際はぜひお試し下さい!

コンサートイマジンのブログにアップしていただいたこちらの写真↓




こちらの正体は・・・
なんとスピーカーでした!!
商店街でずっとモーツァルトが流れているのでどこからかな、と思っていたのですが・・・
一体どのような作りになっているのでしょうか・・・!?



さて、本日は伊熊よし子先生にお会いするために出かけてきました!




伊熊先生はショパンコンクールの後から私をずっと温かく見守ってくださり、
お会いする度に本当に有難く幸せを感じております・・・。
本日は今度取り組む企画につきましてお話をさせていただきました。

この企画、私も本当に楽しみにしているものです。
近日中にご報告いたしますが、そのキーワードは
本日の日付「10月17日」です・・・!

演奏会を終えて - -
夏の昼下がり

太陽が照りつけながらも風が爽やかだった昨日は
千葉県市川市・行徳文化ホールにて演奏会でした。

ショパン、ベートーヴェン、そしてリストからなるこのプログラムを
弾かせていただくのは今年で4回目ですが、
特にベートーヴェンの熱情、この大作には毎回気持ちを入れなおすつもりで
向かっております。
そのくらい膨大なエネルギーを有した作品で、第1楽章を弾き始めるときは
時に恐怖にも似た感情を覚えます。
でもこの作品の心を深くえぐるような魅力を感じてからは
大好きな作品の一つになりました。

温かく迎えてくださいましたホールの皆さま、そして幸せなお言葉を
沢山かけてくださったお客さま・・・・・・・
本当にありがとうございます。
お客さまからのお言葉、いつも温かいスープのように体と心に染み渡ります・・・。



話は変わってしまいますが私はスープが大好きです!
日本の椀物はもちろん、ポーランドでも毎日スープを飲んでいました。
ポーランドには本当に沢山の種類のスープがあって、
日本人の私達の口にも良く合いますのでポーランドへお出かけになった際は
ぜひお試し下さい!
ちなみに私のお気に入りはRosol(ロスウ)というヌードル入りのコンソメスープと
森のキノコがたくさん入ったZupa z grzybow lesnych
(ズッパ・ス グジーブフ レシヌィフ)です!

次回は10月、金沢と大阪でシューマンのコンチェルトです!
オーケストラと初めて弾かせていただきますが、
浮遊しているような響きとドラマティックな展開が同居している
大好きな作品です。
演奏会を今から心待ちにしております。

演奏会を終えて - -
ラウマ音楽祭
まずはこちらをご覧下さい!







下の夕日は夜11時前の様子です・・・。
夜9時頃まで太陽が照っていて、夕食をとっていても昼食では?
と思ってしまいます!


このような環境の中、ラウマ音楽祭に行ってまいりました。
ラウマはヘルシンキから250キロほど北西にある海沿いの町で、
爽やかな空気に満たされていました。

出演者皆同じ場所に宿泊して食事もテラスで一緒にとる、という
アットホームな雰囲気の中、幸せな8日間を過ごしました。



プログラムは水谷川優子さんとのデュオと私のソロ、そして
ヴェイオリンのエリナ・ヴァハラさんが加わったトリオ!

紀尾井ホールでも水谷川さんとご一緒したショパンのソナタですが、
場所が変わると本当に聞こえ方、感じ方も変わるのですね・・・。
特に第2楽章、フィンランドの空気のような清清しさが溶け込んで
ショパンの音の世界を2人で心から楽しみました。

また今回は「ボヘミアの物語」と題した一夜もあり、ドヴォルジャークの
「森の静けさ」や「ユーモレスク」、ヤナーチェクの「おとぎ話」、そして
スメタナのピアノトリオも演奏いたしました。



↑ トリオ終演後水谷川さんとエリナさんと


ピアノ曲はあまり数が多くない彼らですが、その魅力的な音楽は
本当に素晴らしいですよね・・・。
東欧の香り、と言うのでしょうか、どことなくポーランドにも似た雰囲気があって
心から落ち着いてしまいます。
ショパンの音楽が日本人に愛されているようにきっとボヘミアの音楽も
私達にとても近い、親しみやすい音楽と思います!



↑ 音楽監督のマーク・ゴトーニさんと水谷川さん、そして水谷川さんの
  チェロ雄くん!

この度マークさんと水谷川さんがラウマ音楽祭に私を招待してくださいました。
幸せな8日間を本当にありがとうございます!!
音楽祭のプログラムもすべてマークさんが作ってくださったものですが、
素晴らしいプログラムの数々で・・・。
ショーソンの「果てしない歌」 シュニトケのピアノ五重奏曲など
知られざる名曲が散りばめられ、本当に心に残りました。


次回の演奏会は8月28日の行徳文化ホール、
フィンランドで感じた空気を思い起こして私自身も楽しむことが出来れば、と
思っています!




↑ 音楽祭の旗の下で
  因みに・・・この緑色のTシャツはフェスティヴォの公式(!)
  Tシャツです!




↑ お食事も毎日美味しかった!
  フィンランドはベリー類が有名ですが、このホテルの裏の森にも
  普通に自生しているそうです。




↑ 水と木々の緑が美しい・・・・・・・・・・


演奏会を終えて - -
一体感

25日、水谷川優子さんとの紀尾井ホールのリサイタルがお蔭さまで
無事終了致しました!

ピアノの名手でありピアノを殊更愛したショパンとラフマニノフが
なぜピアノとのソナタにチェロを選択したのか・・・
その訳が今回少し分かった気がします。

これら2つのソナタ、完全にチェロとピアノが一体となるように
書かれていることに気が付きました。
その瞬間、

「対等な役割」

という言葉をまず思いつくのですが何故かしっくりと来ない・・・。

「対等」ではなくやはり「一体」だったのではと思います・・・。


特にショパンのソナタ、音のバランスに異常な拘りを感じさせる
彼の作品にありながら、ピアノパートの所々に不完全な和音が
存在しています。
しかしチェロパートと同時に弾くとぴたりと調和する・・・。
このとき、もし違う楽器であったなら同じ高さの音でも
ピアノの和音を充填するには個性が違うので水と油なのですが
チェロの音とは何故か合う、という不思議な体験をしました。

彼らがチェロを選んだ理由の一つのような気がします。


今回水谷川さんといつもにないくらい多くの時間を
合わせに費やしていました・・・!
それはチェロとピアノを合わせる、というよりも
溶け込ませるために必要な時間だったのかも知れません。

リサイタル当日はもちろんですが、この「合わせ」の時間を沢山
水谷川さんとご一緒させていただいたことが何よりも幸せでした・・・。
素晴らしく豊かな時間で・・・!

水谷川さん、本当にありがとうございます。




↑ 前半終了後 水谷川さんと調律の齊藤さんと
(このあと慌てて衣装替えでした・・・笑)

齊藤さんがいつも作り出してくださる魔法のようなピアノの音・・・。
チェロの水谷川さんと一体となる喜びと
自分自身がピアノと一体となる喜び・・・。
本当に有難い幸せです。





↑ 打ち上げの時!
さわやかな見た目の飲み物ですがどちらもソフトドリンクではありません(!)
本当に幸せな一日でした。


演奏会を終えて - -
新潟へ!

急に蒸し暑くなりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて、昨日は新潟に行ってまいりました!


新潟市北区文化会館↓






平成22年にオープンしたばかりと伺いましたが、どの座席からも音が美しく聞こえる
素晴らしいホールでした・・・。

プログラムは3月に大阪のザ・シンフォニーホールでも演奏させていただきました
ショパン、ベートーヴェン、そしてリストです。


前半の最後はベートーヴェンの熱情ソナタなのですが、そのあと後半に
リストの大曲が続く、ということで、
まるで前半と後半と演奏会2回分のようなプログラムでした!
(アスリートプログラム、と密かにあだ名をつけています・・・)

作曲家のエネルギーの凄まじさ、畏怖の念さえ抱いてしまいますが、
それだけ命を削って生み出した作品の数々には本当に心を動かされます。


お聴きくださいましたお客さま、会館の方・・・新潟の方が本当に温かくて
離れるのが名残惜しく感じられました。
長野市出身の私は新潟に行くと何故か心からほっとしてしまいます。

リハーサル、いつものようにあまりにも私が暑がるのでわざわざ扇風機を
買ってきてくださったり・・・!

地元(豊栄)名産の桃太郎トマトを楽屋まで持ってきてくださったり↓




お心遣いの数々、本当に幸せでした。

最後に会館の皆さまと↓





演奏会を終えて - -
音楽の力を信じて

昨日も大きな余震があり、東京の自宅もしばらくの間揺れ続けました。
東北にお住まいの皆さまの不安なお気持ち、私には到底計り知ることができません・・・。

早く地震が収まり、原発の状況も落ち着き、皆が安心して生活できるように・・・
それだけを強く、強く願っています・・・。


日々多くのニュースが流れていますが、希望の光が感じられる瞬間を見つけました。



幸せそうに温かなスープを召し上がっている方の笑顔

歌やトランペットの音に涙をためながら聞き入っている方の笑顔



心のこもった料理と文化は人々をいつでも幸せにしてくれると信じています。



4月3日、奈良にてチャイコフスキーを演奏してまいりました。
藤岡幸夫先生、関西フィルの皆さまの本当に温かな音に包まれて、久しぶりに紐解いた
チャイコフスキーの音楽がこうも美しかったのかと改めて思いました。
沢山の方に支えていただいて今日がある、ということをずっと考えていた一日でした・・・。
お聞きくださった皆さま、本当にありがとうございます。

前日、奈良公園に少し足を伸ばしました。
決して華美ではないのですがパワーを充填されるような、空気の綺麗な
素敵な場所でした。
すでに桜も美しく咲いています・・・。





演奏会を終えて - -
<< | 2/3 | >>