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生涯不変のもの…
作曲家には様々なタイプの方がいらっしゃると思います。

初めから音楽が溢れ出るタイプ、
時が経るに従って刻々とスタイルを変えてゆくタイプ、
晩年急に目覚めるタイプ …

それこそが作曲家それぞれの個性だと思うのですが、
思えばショパンはどんなに先進的な作品を作ったとしても
その独特のスタイルと音使いは若い頃から全く変わらなかったと思うのです…。
彼の師であるエルスネルは学生ショパンを
「驚くべき才能、音楽の天才」と表したそうですが、
先達からの影響を受けながらも
やはり初めから「彼の」音楽になっていたということでしょうか…。

ショパンのピアノ協奏曲は2曲とも20歳になるかならないかの頃の作品で、
晩年の作品に比べるとまだ熟していないなどの声も聞きますが、
私はこの2曲や演奏会用ロンド「クラコヴィアク」などから
鮮やかで懐かしいポーランドの景色と空気が溢れてくるのを感じます。
ご縁をいただいてポーランドで勉強し、そして再びその地に戻ることになる私には
かけがえのない作品となっています。

7月1日(火)長野市のホクト文化ホールで
ベルリン交響楽団の皆さまと1番協奏曲をご一緒しますが、
過去と未来をつなぐような気持ちで心を込めて演奏する所存です。
この素晴らしい作品を素晴らしい機会に演奏できる幸せを込めて…!
演奏会のお知らせ - -
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