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数々の感謝と共に・・・
前回から大分時間が経ってしまいました・・・。ごめんなさい!

9月終わりから時が過ぎてもう12月に入りましたが、
何から記したら良いか迷ってしまうほど、その間に貴重な演奏の機会、
お客さまやホールの方との温かい交流がありました。
残っていますのはいつもに増しての感謝の気持ちです。



まず今年の最も大きな挑戦の一つだった「ショパンチクルス」が
おかげさまで無事に終了致しました。
故郷に戻ることができなかったショパンの作品を
私は故郷で弾いて、そして聞いていただけるという有難さ・・・

例えばマズルカは、ワルシャワ時代に書かれた無垢な作品に始まり、
パリでの活躍目覚ましい時の個性的で主張のある作品、
故郷が遠くなってきたことを悟っているかのような憧れを持った作品と続きますが
心を打つのは最晩年に再び幼少期の歌を口ずさんでいるような作品に
逆戻りするところです・・・。
「自分のルーツを知らずして国際人にはなれない」とよく聞きますが
ショパンはまさにそのお手本、自分と自分の故郷を大切にしていたからこそ
世界中で愛されているのだと思います・・・。

今回そんな貴重な経験をさせてくださいました須坂市・メセナホールの方々に
心から感謝を申し上げますとともに、演奏会に足を運んでくださいました
全ての皆さまおひとりおひとりに有難うございます、とお伝えしたい気持ちです。
5月から10月までの5か月間ショパンに取り組み続けましたが
飽きるどころかますますその魅力に取りつかれ、
またすぐにでも挑戦したい気持ちです!
これから一生かけて大切に温めてまいりたいと存じます。



そのあとの「横浜国際招待ピアノ演奏会」、心温まる素晴らしい時間でした・・・。
演奏会前の海老彰子先生の「皆さん演奏を楽しんで!」という温かいお励まし、
みなとみらいホールの皆さまの細やかなご配慮とお心遣い、
素晴らしい楽器の状態を作ってくださいましたヤマハの皆さま、
一緒にコンサートまでの数日を過ごして仲良くなった、共演した3人のピアニストの方々、
そして温かい拍手で見守って下さったお客さま、

演奏会ではありましたが本当にアットホームな雰囲気の日々で
横浜という開放的な土地柄もあってか心身とも本当にリラックスしておりました。
この伝統のある演奏会に出演させていただけて心から幸せです。





その1週間後のザ・シンフォニーホールでのリサイタル、
ずっとお世話になっておりますホールということもありまして
楽屋口に降り立つだけで笑顔になります。

今回はショパンとドビュッシーというプログラム・・・
実は日本の演奏会でドビュッシーをしっかり取り上げますのは初めてで不安もありましたが
この素晴らしいホールは会場の隅々にまで音を届けてくれまして、
そのドビュッシーが生み出した美しい音楽に私も幸せを頂いていました・・・。
微かな陰影までも描き出す彼の音楽、本当に唯一無二のものですよね・・・。

アンコールには、
前半の最後でも演奏致しました英雄ポロネーズを弾かせていただきましたが、
最近この作品が改めて気高く感じられます・・・。
ショパンチクルスで全曲演奏させていただいた為でしょうか、
ショパンの本質は「気高さに彩られたエナジー」ということを強く思います!

いつもこのように幸せな経験ができるのはホールの皆さまの温かいお心遣いと笑顔、
プログラムに合わせていつも美しい音を作って下さる調律の北村さま、
そして笑顔で拍手を送ってくださいますお客さまのお支えがあってこそです・・・。
本当にありがとうございます!







そして一昨日、水谷川優子さんとのデュオコンサートが終わりました。
今回のタイトルは「An die Hoffnung 〜希望に寄せて〜」でしたが、
疑念は抱かずに希望を持たなければ!という歌曲の中の一節、
今回私も本当に勇気づけられました・・・。

何よりもベートーヴェンの音楽そのものがその答えであるかのように響き・・・
希望を持つだけでなく「持ち続ける」のは決して楽ではないのは
ベートーヴェンの作品に触れているときの疲労感(!)が物語っていますが、
でも最後は歓喜の涙を流すことができるような音楽になっていることからも
その説得力には凄まじいものがありました。

2012年という年、この素晴らしい機会を下さった水谷川さんに
心から感謝しております。
来年はまた違ったジャンルの作品でご一緒させていただきますので、
今から本当に楽しみです!






長くなってしまいましたがこれでもまだまだ書ききれません!!
来週、本年最後のイヴェントとして大阪でマズルカレクチャーを致します。
第5回、第6回を迎える今回は私の最も好きなマズルカの一つ、作品41-1を始め
作品41と50の全7曲を取り上げます。
達観の境地に入ってきたこれらの素晴らしいマズルカの魅力を少しでもお伝えできますよう
ポーランドの情景を思い浮かべながら取り組みたいと思っております!


↓演奏会後の打ち上げはどうしてこんなに楽しいのでしょうか!?

演奏会を終えて - -
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