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移ろい

前回のショパンチクルスは5月・・・それから今、既に8月も終わろうとしています。
皆さまいかがお過ごしでしょうか・・・?

先日第5回、第6回のチクルスを終えることができました。
本当にありがとうございます。
演奏会の積み重ねとともに季節の移ろいも今回はっきりと感じております。
例年以上に涼やかな景色や食事がうれしいです。



今回のテーマは「麗」と「想」
華麗なサロンの雰囲気と内にこもる想い、
そのショパンならではの二面性にスポットを当てました。
どちらも真の「ショパン」ですが、その落差や起伏の激しさは
同じ人物とは思えないほどでした・・・。

サロンでの優雅な立ち振る舞いのショパンと、
プライベートでの気性の激しい、感情の細やかなショパン、
その両方があったからこそ素晴らしい作品の数々を残してくれたのだと思います。


第5回、第6回ともプログラムの2曲目にポロネーズを置きましたが、
エネルギーが膨大なのでしょうか、弾き終わると滝のような汗が・・・!
私にとってこのような曲は他にソナタ第2番やスケルツォ第1番などがありますが、
作品に込められた情熱が指から伝わってくる、そんな気が致します。


そして今回特に興味深かったのはノクターンとマズルカです・・・。

ノクターンは全20曲ほどですが、その全てで遅め、または中庸のテンポを取り、
左手に右手の旋律がのる、というところもほぼ一緒です。
形式も、例えばある曲は3連符の流れを基調にしていて、ある曲は行進曲風・・・などの
明確な特徴づけがされているわけでもありません。
それなのに全ての曲が異なった美しさを持っている・・・。
私はその美しさはショパンその人の美しさだと思っているのですが、
ノクターンの好みは不思議なことに人それぞれ全く違うのですよね・・・。

マズルカの方はといえば速度も曲の作りも多種多様、4曲一纏めだったり3曲になったり・・・
ショパンの「日記」のような存在らしく親密な気持ちで書かれているように思えます。


実はチクルスのプログラムを作るにあたって各回に一番に配置したのは
マズルカとノクターンだったのです。
それはこの二つがショパンの人生の移ろいそのものだと思ったからです・・・。
華やかな初期から悟りを開いたような晩年にわかりやすく変化するわけでもない、
その「寄り道」や「突然変異」のようなすべての現象が本当に興味深く思えました。


次回は9月と10月、もうすぐ(!)ですが
9月は3月に予定されていたプログラムですので第1回と第2回の初期の作品、
そして10月は晩年〜最晩年の作品の第7回、第8回(最終回)と、
奇しくも一番作曲年代が離れた作品が続きます。
同時に弾きながら

「この晩年への変化の過程でショパンはどのようなことを思っていたのだろう?」
「でも初期から彼のスタイルや音使いは全く変わっていない・・・」

と真逆のことを考えていますが・・・!

遠い道のりと思っていたチクルスも残りわずかとなりました。
ショパンの人生の移ろいとともに長野・須坂の季節の移ろいも
ぜひお楽しみいただければと思います。
須坂は少し山を登ると沢山の温泉郷があるので秋の時期は素晴らしいです!



先日長野へ戻っていた時のことを一つ。
善光寺の参道に七味唐辛子で有名な「八幡屋礒五郎」の本店があるのですが!

私は知りませんでした・・・。







七味の他に七味を使った調味料の数々も売っている、ということを・・・!!!





七味辣油に七味オリーブオイル、七味ポン酢まで揃っていましたので
全て買ってしまいました・・・。
オリーブオイルを早速試しましたが思ったよりもパンチが効いていて風味が良く、
これから頻繁に使ってしまいそうです。

長野にお越しの際はぜひご覧になってみてください!!



演奏会を終えて - -
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