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ショパンチクルス始まりました
大変ご無沙汰してしまいました・・・!
季節も移り変わり、木々の緑が目に心地よい時季となりましたが
皆さまいかがお過ごしでしょうか?


一昨日そして昨日、長野県須坂市のメセナホールにて
ついに念願のショパンチクルスを開催させていただくことができました。
3月に予定されておりました第1回、第2回と9月に延期となり、
皆さまに大変なご迷惑をおかけ致しましたが
爽やかな皐月の陽気の中、この度の演奏会を迎えました。


第3回、第4回のテーマはそれぞれ

「詩」〜ピアノの詩人の言葉たち〜

「彩」〜目くるめく色彩の世界〜


とし、そのイメージに合った作品を集めてみました。

プログラムを作成するにあたりまして
この「詩」と「彩」から 一番先に連想した作品があります。

それは「バラード第2番」と「24の前奏曲」です。


「ピアノの詩人」と日本で親しまれているショパン、
その彼が 壮大なスケールで描いた物語、大叙情詩が「バラード」、
その中でも最も特異な曲が「バラード第2番」ではないでしょうか・・・。

この曲は穏やかで美しい部分と激しい曲想の部分の2つから成り立っていますが、
よく聞いていますとその「穏やかさ」と「激しさ」が只のそれではないことに気がつきます。

穏やかさは限りなく儚く消えてしまいそうな「穏やかさ」・・・
そして激しさは残酷ですべてを踏みにじるような「激しさ」・・・

ショパンには「スケルツォ第1番」「ポロネーズ第5番」「前奏曲第24番」などのような
尋常らしからぬ作品がいくつかありますが、
そういった作品に触れる度に ショパンという方の本質について考えさせられます。


そして「24の前奏曲」、これは私にはあらゆる種類の音楽の中でも
最高の宝物のような作品に感じられます。
最も短い曲では数十秒で終わってしまう作品、起承転結もままならない短さなのに
彼の手にかかると素晴らしい曲となってしまう・・・不思議でたまりません。
まさに色彩=心の豊かさに溢れているショパンらしい作品だと感じています。



今回10月までショパンチクルスに取り組んでまいりますが、
1曲も似たものがない彼の曲を集中的に勉強し
そしてご披露するのは 私にとりまして本当に大きな挑戦です。

しかし今回、お忙しい中お越しくださったお客さまと
お客さまからいただいたお言葉の数々が
ショパンの美しい作品と重なり、 幸せな充実感を感じております。
本当にありがとうございます・・・。

そしてメセナホールの美しい響き・・・包み込まれるような感覚でした。
素晴らしい機会をくださいましたホールの方々に心より感謝を申し上げます。



ショパンチクルス、スタートを切ることができました!
次回は8月18日(土)そして19日(日)です。
10月まで皆さまとご一緒することができましたらこれほど幸せなことはありません。
目くるめくショパンの世界、私も存分に楽しみたいと思います!

演奏会を終えて - -
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