Message
葬送と幻想 

ショパンが遺してくれた作品の数々・・・その中でも

「葬送ソナタ」
「幻想ポロネーズ」

この2つは僕にとってある意味でかけがえのない作品でした。


今週は仙南・えずこホールと東京・トッパンホールで
この2つの作品を含むプログラムの演奏会をさせていただきました。



この2つの作品を始め、ショパンが伝えてくれるもの・・・
それはやはり希望、なのだと思いました。

一つ前の「メッセージ」にてポロネーズ第5番と幻想ポロネーズの
終わり方には共通するものがある、と書かせていただきましたが、
幻想ポロネーズの最後の音に触れた後第5番のポロネーズの
最後の音に直面すると、確かに5番の音は悲しい怒りの音なのですが、
それによって逆に平和を想う心が顔を出す、という不思議な
感覚を味わいました。

葬送ソナタも、あれほど悲痛で恐ろしいほどに現実的なのに
あの最も痛ましい第4楽章でショパンが私達を救ってくれるような、そんな
気持ちになりました。

幻想ポロネーズも、喜びが爆発するのは最後のほんの少々で、
それまではずっと涙を流しているような、そんな感まであるにもかかわらず
だからこそその中に垣間見える一瞬の幸せがどれほど有難いものか
教えてくれるようです・・・。


えずこホール、トッパンホールで多くの方に温かく見守っていただきながら
これらの作品を演奏させていただけましたこと、心から幸せに思っております。
本当にありがとうございます。

演奏会を終えて - -
<< NEW | TOP | OLD>>